REBIRTH

オオカミの遠吠え通信

書店は必要

読みかけのまま放置していた新書を、今日読み終えた。

時折立ち寄る書店で、偶然見つけた新書だ。

この著者なら大丈夫…と思える人は何人かいるが、それでも中身を吟味しないと購入にはいたらない。

まして初めて聞く名前となれば、購入は慎重。

第一、タイトルなんて戦略的につけられたもの。

必ずしも本質を表している訳ではない。

それ故、その新書も何度か立ち読みしている。

本当に興味深い内容か、否か。

読みすすめることの出来る文体か、否か。

私にでも理解出来るか、否か。

自問自答を繰り返した結果、漸く購入にいたったのだ。

それでも放置してしまうのが私の悪癖。

電子書籍も含めて、相当数を放置している。

そんな一冊だったが、今日の私にはすんなり入った。

私の疑念も少し腫れたし、新たな視点が新鮮だったし。

それこそ繰り返し読み込んでこそ、自分なりの意見が纏まる気がしてきた。

コレは当たりだ。

こうした出会いはWeb上の書店ではまずあり得ない。

実際に手にしてみるからこそ、文章の匂いを感じる。

文体から垣間見える空気感がわかる。

自分との相性も何となくわかる。

ふらっと立ち寄れるからこそ、欲しい書籍に出会えるのだ。


悲しいことに、駅構内にあった書店は閉店してしまった。

買い物の帰りに立ち寄り、様々な新書を物色するひと時。

あのひと時こそが大切だったのに。

新たな出会いを求めるには、地下鉄で移動しなければならない。

何ヶ所かお気に入りはあるけど、わざわざ足を運ぶのは正直しんどい。

唯一、仕事先近くの書店が癒しの場となっているけど、それでも扱う書籍には限度がある。

もう一度、同じ場所に書店が入ってくれたなら!

目的もなく、ただ書籍を物色するだけの時間が今はただ懐かしい。



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