オオカミの遠吠え通信

限りなくブラックに近いグレー。

野良猫が歩く街

時々、野良猫と目が合う。

大抵の場合は警戒して立ち去るのだが、中にはこちらをじっと見つめる強者がいる。

恐らく敵意がないことがわかっているのだろう。

一定の距離さえ保てば、写真も撮らせてくれる。

有難い猫である。

一方で目が合った瞬間逃げられてしまうと何とも切ない。

餌付けする訳でもないから仕方がないのだけど、出来れば大人しく佇んで欲しい。

面倒を見ない代わりに、迫害もしないのだから。

そんなことを内心思うが、猫にすれば信用出来ないのだろう。

相当痛い目にもあってきただろうし、辛うじて逃れてきたからこそ現在の彼らがある。

見ず知らずの人間を信じるほどのお人好し(お猫好しか)じゃないのだ。

正直、何だかなぁと思う。

もう少し寛容であっても良いのに、と。

でも、引き取る意思のない私に発する言葉はない。

せいぜい生き延びてくれと願うばかりだ。

一個人としては、野良猫を見かけた日はとても幸せである。

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