オオカミの遠吠え通信

限りなくブラックに近いグレー。

加齢による恩恵

年齢を重ねることは悲しいことだろうか。
否、そうでもないぞ…と私は思う。
体力の衰えは辛い。
気力の衰えも辛い。
けれど、瞼に刻まれた皺のお陰で化粧をするのは楽しい。
高度なテクニックを駆使しなくとも、一重瞼が二重瞼に変身出来るのだから。
用意するのは濃い色のアイシャドーのみ。
出来ればダークカラー(ブラウン、グレー、ブラック等)。
これを少し太めに入れるだけで、目の印象がガラッと変わる。
便利な瞼である。
最初にそのことに気付いたのは40代を過ぎた頃か。
古くからの友人に「二重瞼になったとちゃう?」と指摘されたのである。
残念ながら未だに一重瞼のままであるが、その代わりにくっきりとした皺が瞼に刻まれていた。
そう、皺である。
この皺の内側にダークカラーを入れるだけで、一重瞼が二重瞼に変身するのだ。
今更プチ整形を受けなくとも簡単に化けることが出来る。
思えば、若い頃より化粧映えする顔だと言われてきた。
凹凸の少ない、見事な平面顔だが、そのお陰で少しメークするだけでも印象が変わると言われてきた。
当時は「そんなに変わるものか」と思っていたが、なるほど、ほんの少しの手間で確かに印象が変わる。
こんなことになるなら、若いうちからメークの研究をしておくべきだった…と後悔したこともあるが、テクニックに頼らず、普通にメークしてきたからこそ得られたご褒美だと今は捉えている。
とはいえ、二重瞼になってみたかったな。
尤も、疲れがたまると三重(若しくはそれ以上)になるのはちょっと嫌だけど。