オオカミの遠吠え通信

限りなくブラックに近いグレー。

グレー気質

私の本質を迷路に例えた人がいる。
それは誰もが出入り可能な部屋。
奥の椅子に腰掛けているのが私で、一見気軽に話しかけられそうな雰囲気を醸し出している。
しかし、そこに近寄れるのは一握りの人間のみ。
見えない力が働くらしく、近寄りたくとも近寄れないと言うのだ。
なるほど、そういう一面は確かにある。
無意識のうちに「顔」を使い分けているので、大好きなアイドルの話をする仲間もいれば、宗教に関する疑問をぶつける仲間もいる。
コイバナが出来る仲間もいれば、政治の話に耳を傾けることもあろう。
でも、これって普通のことじゃないのか?
接する相手によって話題が変わるのは当然だし、敢えて自分の意見を述べないこともあろう。
これを裏表と言うなら、それでも良い。
処世術と呼べるほど器用じゃないし、そういうのとは違う。
あくまで「私」の一部を見せているだけだ。

色彩心理講座に参加した際、思わず吹き出したのがグレー気質の説明。
そこに書かれていたのは私そのもので、この時初めて自分がマイノリティ(流石に大袈裟か)であることに気付いた。
多重人格とまでは言えないものの、多面性があるのは確かで、きっとこのことを指してグレー気質と呼ぶのだろう。
尤も、私の場合「妥協可能な点」と「妥協不能な点」が案外明確に分かれている。
基本は前者であり、我を抑えることで協調を心掛けている。
けれど、後者の自分が前面に出た時は相当頑固な筈。
具体例は控えるものの、自分の中の「黒」が主張を始めるのだ。
そうした側面を指して、私を迷路に例えたのだろう。
本音が見えにくい分、扱いに困るという奴だ。
因みに、敵に回すと面倒なのもこのタイプ。
第一、感情を拗らせると理屈が通じないのだ。
これは協調タイプ全般に言えることで、その点さえ注意すれば案外素直なんだけどね。