オオカミの遠吠え通信

限りなくブラックに近いグレー。

カラータイプは最強のツールなのか。

カラータイプ関連の講座にて、次のようなワークショップを経験したことがある。
参加者は予め4つのグループ(決断・創造・堅実・協調)に分けられており、それぞれが課題に沿った答えを導き出すものだ。
その課題というのは、以下の通り。

1)あなたは友人と4人で食事をすることになっていた。
2)ところが、事前に予約を入れていたにも関わらず、いざ店に着いた途端「空いている席がありません」と断られてしまった。
3)どうやら店側の手違いで予約が取れていなかった様子。この時、あなたならどう行動しますか。

席が空くまで待ちます、といったのは協調タイプのグループ。
店側の手違いであることを認めさせた上で、その代償として割引券等を要求するといった堅実タイプのグループ。
予約が取れていないなら、次の店を探しますといった創造タイプのグループ。
そして、何とかして席を空けさせるといった決断タイプ。
因みに私は決断タイプに分類されていたが、正直「こういう考え方もあるのね」と感心したことを覚えている。
というのも、「所詮、この程度の店」とはこれ以上関わりたくないし、さっさと違う店を探した方が精神衛生上プラスになることがわかっていたから。
勿論、割引券等のサービスは一切不要だ。

ところで、私自身は典型的な協調タイプである。
経営者の多くは決断タイプで、回りくどい説明を嫌う人は少なくない。
それ故予め下書きを作り、頭の中を整理してから話をするようにしている。
そんな私が何故、当該講座では決断タイプと診断されたのか。
考えられる点は幾つかある。
一つは「単なる勘違い」。
自分のことを一番知らないのは自分自身であり、客観的に捉えることは極めて難しい。
もう一つは「その日の精神状態」。
実はこの日、決断タイプと創造タイプの点数が全く同数で、インストラクターに相談した結果、「今日は決断タイプで」と指示されたのである。
服装もそれなりに強い色だったし、何処かやる気に満ち溢れていたのか。
そう考えると、元々持っていた資質が前面に出ただけとも言える。
参考までに自分の診断結果を分析すると、極端に低いのが堅実タイプ。
割と平均的に散らばっていたのが創造タイプ。
そして、ある特定の色に集中していたのが決断タイプと協調タイプ。
決断タイプの場合は黒の比率がずば抜けて高いし、協調タイプの場合はグレーの比率が高い。
偶々その日はグレーの比率が低かった為に決断タイプと診断されたに過ぎない。
本来の私は「創造×協調タイプ」若しくは「決断×協調タイプ」であり、日常的には「創造×協調タイプ」である部分が多い気がする。
後者の部分は何かの拍子で現れることが多く、そんな時の私は文字通り「暴走列車」だ。
もしかしたら「決断×創造タイプ」の一面も持ち合わせていたかもしれない。
このように自分自身を分析しても一筋縄ではいかないのだ。
それ故カラータイプ理論を鵜呑みにすることは危険だと思うし、あくまで相手を知るヒントの1つと考えるのが妥当な気がする。
というか、私の普段の服装から「協調タイプですよね?」と分析出来る人はまずいないと思うのだが。