オオカミの遠吠え通信

限りなくブラックに近いグレー。

言葉は取り消せない

一度発した言葉は消すことが出来ない。
あるコミュニティの管理人が発した一言だ。
その背景は敢えて書かない。
というか、何処にでもあるような出来事だから。
ただ、悲しいかな、人間というのは幾つになっても学習しない動物なのだ。
幼い子供の頃、誰かが発した無邪気な一言に深く傷つき、人間不信に陥ったことはないだろうか。
はたまた何気なく発した言葉が誰かを傷付け、そんなつもりじゃなかったのに…と嘆いたことはないだろうか。
仮にどちらの経験もないとするなら、それはそれで幸せなことだろう。
けれど、覚えておくがいい。
どんなに言葉を選んだところで、傷つく人は必ず傷ついてしまうのだ、と。

件の管理人はコミュニティの雰囲気を守る為に苦言を呈した。
気心知れた者同士が、同じ空間で語り合うなら誤解も少ないだろう。
その時の表情、声のトーンなどから相手の意図を汲み取ることは可能だろうし、少なくともその場で誤解を招いたことを詫びることも出来る。
けれど、ネットは違う。
そこにあるのは文字のみ。
顔文字を入れようが、絵文字を多用しようが、受け手側は額面通りに受け止めてしまう。
悪気はなかったのに…と言い訳したところで、相手に伝わる保証もないのだ。
それ故、言葉は選ばなければならない。
私はそう解釈した。
それでも納得出来ない人は納得しない訳で。
なまじ年齢を重ねているせいか、その点は非常に頑固だ。
けれど、彼らは気付いているだろうか。
反論を重ねれば重ねるほど、その姿は滑稽な程見苦しい。
いい大人なんだから、少しは自重すればいいのに…と内心呆れているのは私だけではあるまい。