オオカミの遠吠え通信

限りなくブラックに近いグレー。

思考機能と感情機能。(或いは私が感じた違和感について)

先日、欠かさずに観ていたドラマが最終回を迎えた。

原作の雰囲気を壊さず、それでいてドラマとしての設定が魅力的で、特に最後の二週は良い意味で期待を裏切らなかった。

意味深なラストも満足のいくものだったし、改めて原作の世界観に浸りたくなった。

ところで、ドラマが終わる直前より「映画化希望」「続編希望」の声を見掛けるようになった。

確かに優れた作品だったし、何れはスクリーンで…と私も思う。

一方でこうした傾向を好ましく思わない風潮もある訳で、私自身、安易な映画化は如何なものかと考える一人。

第一、原作の小説がない。

初めからオリジナル(設定を大幅に変えた時点でオリジナルストーリーとみなす)ならともかく、原作の魅力を損なうことなくテレビ的アレンジを施したことが評価につながったのだ。

現実的に考えて、現時点での映画化はあり得ない。

原作者が新たに作品を書き下ろしてくれるなら話は別だが、それにしては時期尚早だろう。

というか、そこまで余韻に浸れる人の気持ちがわからない。

ドラマはドラマ、現実は現実だろ?

勿論、あの世界観が恋しくなったらDVDを観る。

既にドラマDVDも予約済だ。

それでも私はドラマを引きずらないし、引きずる人が理解出来ない。

醒めているのだろうか。

 

そういえば…と私は思う。

簡易診断ではあるが、ユングのタイプ分析によれば「内向的思考タイプ」の要素が強いそうな。

生きる意味などを延々と考えるのはちっとも苦じゃないが、感情機能が未発達な為、空気を読むことが苦手なタイプらしい。

決して「感情」をないがしろにしているつもりはないが、無意識のうちに「理屈」で物事を捉え、「好き嫌い」の感情を抑圧しているのだろう。

一旦「感情」が爆発すると制御不能になるのも、案外そうしたことが影響しているのか。

何れにせよ、こうした盛り上がり(そのドラマの映画化を本気で願う人たちのコミュニティ)についていけず、それどころか「現状を思えば、当面は無理でしょうに」と本気で呟いてしまう。

あれだけドラマに魅せられていたにも関わらず、だ。

 

こうした違和感は四六時中感じている。

ただ単に天邪鬼なだけか…と思った時期もあるが、どうやら生まれ持った性質(先天的なものもあれば、後天的なものも当然ある)が影響しているようだ。

最近「ユング心理学でわかる8つの性格」という書を読んでいるが、これが非常にわかりやすく、これまで今一つ理解出来なかった四つの機能(思考・感情・感覚・直観)も具体例を踏まえた上で噛み砕いた解説を加えている。(恐らく臨床経験を踏まえた上での文章だろう)

昔から「空気が読めない」と悩んでいたことも、他人の感情にうまく共感出来ないことも、世間話が今一つ得意でなかったことも、「なるほど、そういうことか」と受け容れることが出来る。

と同時に「もっと居心地を良くする」為のヒントがあるので、異なるタイプを理解することにも役立てることが可能。

ある意味「カラータイプ理論」に近いものを感じているし、このような書に出会えたことも何か意味があるように思えている。