オオカミの遠吠え通信

限りなくブラックに近いグレー。

私は「しゅうか」。

web上では「しゅうか」と名乗っている私だけど、あくまでハンドルに過ぎないから、実生活では別の呼び名(大抵は○○さん)で呼ばれている。

札幌時代の友人となると、もろ「○○ちゃん」だ。

既に40を過ぎた身としては、流石に気恥ずかしいぞ。

それはともかく、実生活の仲間が個人サイトを立ち上げた。

いかにも彼女らしい、ほのぼのとしたサイトだ。

折角だから何か一言…と思った瞬間、私は肝心なことに気がついた。

彼女が知っている私は「○○ちゃん」であり、「しゅうか」ではないことに。

勿論説明すれば済むことだが、何となく気がすすまない。

ま、無理して足跡を残す必要もないか。

そう思った私は、以後“こっそりと”彼女のサイトを訪問しては、ほのぼのとした世界を楽しんでいた。

ところが、だ。

久し振りにトップページから訪問したところ、そのサイトのキリ番を踏んでしまった。

仕方がない。

挨拶がてら、何か書き残していくことにしよう。

ここで問題なのは、投稿者の名前だ。

友達のサイトとはいえ、実名を書くことには強い抵抗がある。

web上では「しゅうか」と名乗り続けてきたし、ここは一つ「しゅうか」で通すべきだ。

しかし、彼女はわかってくれるだろうか・・・。



たかが名前。されど名前。

数分にわたって悩み続けた挙句、私は「しゅうか」として書き込みをしてきた。