オオカミの遠吠え通信

限りなくブラックに近いグレー。

偶像崇拝

その夜

音を立てて全ては崩れた



貴方は一人の男で

私は一人の女で

それ以外の何者でもない

はずなのに

それだけの事実が肩に重すぎる



幼さ故に眼を反らし

幼さ故に貴方が解らなかった

解ろうともしなかった

それだけの事実が私を追い詰める



悲しむことなど何も無い

悔やむことなど何も無い

なのに何故か涙は溢れ

何故か笑いが止まらない



音を立てて全ては崩れた

それだけの事実が肩に重すぎる